第4回ソーシャルビジネスチャレンジ

第4回「ソーシャルビジネスチャレンジ」は

  1. ソーシャルビジネスチャレンジ中間報告
  2. 関西湾岸SDGsチャレンジ成果報告

の2部制で行いました。

1.ソーシャルビジネスチャレンジ中間報告

ソーシャルビジネスチャレンジ(以下SBC)中間報告では、2チームが前回のワークショップ以降に行ったフィールドワークの詳細・成果について、チームを離れ個人でも取り組んでいる1人が現在進行中の活動を、それぞれ報告しました。

今回はコメンテーターとして内藤市長が登壇し、各チームのプランについて行政やまちづくりの視点から助言がありました。

≪チーム・ミートボーイ≫

解決する課題を「中心市街地では高齢化率が高く、小売店の数が減っている」「若者は中心市街地に行く機会が少ない」の2点とし、「お小遣いマッチングサポーター」を考えました。

この事業案は、買い物に困りごとがある高齢者と、それをサポートする学生を、チーム・ミートボーイがマッチングさせる仕組みを作るというものです(図)。この仕組みの有効性について、今後、高齢者にインタビューをして、次年度の実施に向け、ブラッシュアップを図ります。

さらに、高齢者に依頼をしてもらう際にスマホを利用する計画なので、学生がスマホを教え、高齢者と学生の関わるきっかけづくりも実施する予定です。

↑チーム・ミートボーイの発表資料はこちらからダウンロードできます。

≪チーム・一粒で2度美味しい≫

「中心市街地で人々の交流がある」「地域経済が循環する」を目標とし、コト消費(体験や経験に価値を見出す消費傾向)主体の経済に着目し、子どもたちの職業体験プランを提案。12月18日(日)に新町川阿波製紙水際公園で開催されるトモニSunSunマーケットで「こども店主体験会」を出店するプランを報告しました。

↑チーム一粒で2度美味しいの発表資料はこちらからダウンロードできます。

≪個人活動の報告≫

 「関係人口が少ない」「若者のまちづくりへの参入不足」を課題とし、解決するためには、地域のコンテンツにファンを増やすブランディングや、まちづくり参入への気運醸成が必要であると提案しました。

 徳島で若者が挑戦できる仕組みを創ろうと奔走しており、現在、「徳島おもっしょい企業万博」と題し、当事者目線で、学生に地元企業の魅力を伝えるイベントを準備中であると報告。参加者に、いっしょに活動しようと呼びかけました。

2.関西湾岸SDGsチャレンジ成果報告会

関西湾岸SDGsチャレンジ成果報告会では、「地域の課題をSDGsで考える」をテーマに、徳島市立高校生と甲南大学生から課題解決に取組むプロジェクトについて報告をしていただきました。ソーシャルビジネスチャレンジと相関性の高い取組みであり、報告及び交流を通して、SBC参加者たちにとって学びを深める場となりました。

~関西湾岸SDGsチャレンジとは~
「地域の課題をSDGsで考える」をテーマに高校生と大学生が課題解決に取組むプロジェクト。2018年に甲南大学と朝日新聞社が立ち上げ、次代を担う甲南大生と高校生が協力し、大学教員、各市の自治体職員、そして様々な社会課題に向き合う新聞記者のサポートを得ながら、自治体から提供された課題に対して、SDGsの17の目標を切り口に、持続可能な解決策を考え発表する取組み。

次回は、2月末に開催予定のソーシャルビジネスチャレンジ発表会を実施。今年度の締めくくりとしてプランの最終系を発表し、来年度からの実装に向けて動き出す予定です。

日時:令和4年12月10日(土)10:00~12:00
場所:トモニプラザ(アミコビル9F)
参加者:大学生13名
    市職員2名
招待  関西湾岸SDGsチャレンジ9名

講師等 コメンテーター1名
    司会進行1名
    市職員サポーター13名