【目的】
日本には、家庭環境の問題や経済的困難、虐待などによって、児童養護施設で生活を余儀なくされている子どもたちが数多く存在します。厚生労働省の2022年度調査によると、全国で約23,000人の子どもたちが施設で暮らしており、安定した環境の中で生活しています。
しかし、施設での生活には期限があり、子どもたちは18歳または高校卒業時に退所し、自立することが求められます。十分な進学や就労準備が整わないまま社会に出るケースも多く、経済的困窮や社会的孤立のリスクが課題となっています。
このような状況を改善し、子どもたちが心身の成長を遂げ、自信を持って社会的・経済的に自立できる環境を整えるため、「子どもの未来助成事業」が設立されました。本事業では、児童養護施設退所前後の支援を行う特定非営利活動法人等の団体に対し、必要な資金を提供し、その取り組みを支援します。
【関連URL】
https://www.smbcgroup-foundation.jp/news/detail/index.html?date=20250618
【申込期間】
2025年6月18日(水)~7月18日(金)17:00
【助成対象/団体】
児童養護施設で生活する子どもたちに向けた施設退所前後の自立支援や就労支援等の事業を対象に助成を行います。具体的な活動内容は以下の通りです。
①退所児童のリービングケア
生活技能習得支援、ソーシャルスキルトレーニング、キャリア教育 等
②企業連携と就労マッチング
インターン・就労を検討してくれる企業の発掘、インターンアレンジ、就労マッチング、企業への受入態勢の整備、受入後のフォローアップ支援 等
③退所後のアフターケア
退所児童への定期フォローアップ、相談窓口の運営、退所児童のネットワーク構築、必要支援への連携 等
④政策提言
先行事例の研究、現行政策のギャップ提示、横展開支援 等
上記①~③の各施策は、同一地域・施設の児童を対象に実施する予定であり、実施地域・施設は助成団体と協議の上、決定する想定
助成対象団体
- 児童養護施設や社会的養護関連施設、及び児童福祉の向上を目的とする事業を行う公益法人、社会福祉法人、特定非営利活動法人
- 1都3県(東京都・神奈川県・埼玉県・千葉県)に主となる事務所がある団体
【助成金額】
・助成総額:最大2,000万円/年
・1団体あたりの助成金額:上限500万円/年
・助成団体数:3~4団体
・助成対象期間:2025年4月から2028年3月末までの3年間
※一つの団体が複数の助成事業に応募することも可能
【申請方法】
提出書類
・助成申請書:書式ダウンロード(PDF版はこちら Word版はこちら)
・定款または会則等
・役員名簿
・団体の資料(申請者の概要がわかるもの)
・前期(直近期)の事業報告書・計算書類等(財務諸表)
※損益計算書(P/L)だけでなく、貸借対照表(B/S)も忘れずにご提出願います。
・当期の事業計画書・収支予算書(収入及び支出の記載のある資料)
・申請事業の実施計画(郵送の場合、ホチキス留めは避けてください)
・申請事業の費用の根拠となる書面(見積書、カタログ、図面 等)
・助成活動に関わる主なメンバー情報一覧(PDF版はこちら Word版はこちら)
・前期の監査報告書
・(過去に他団体からの助成実績の記載がある場合)当該事業の助成申請書や事業報告書
応募方法
(1)メールで提出する場合
手順1 上段の「提出書類」のリンクから助成申請書をダウンロードしてください。
手順2 助成申請書への入力及び、その他の提出書類を準備してください。
手順3 下記の要領でメールをお送りください。
・メール送信先 info@smbcgroup-foundation.jp
・件名 2025年度 子どもの未来助成事業 申請の件
・本文 貴法人(施設)名
住所
連絡先電話番号
ご担当者名
添付ファイル(申請用紙及び添付ファイル)
(2)郵送で提出する場合(消印有効)
手順1 上段の「提出書類」のリンクから助成申請書をダウンロードしてください。
手順2 入力した助成申請書及び、その他の提出書類を印刷してください。
手順3 下記宛先までご送付ください。
・〒100-0005 東京都千代田区丸の内一丁目 1 番 2 号
・公益財団法人SMBCグループ財団 事務局宛
【お問い合わせ先】
応募に関してのお問い合わせは、事務局代表メールアドレスにお送りください。
メールアドレス:info@smbcgroup-foundation.jp
※お問い合わせメールは、件名を「子どもの未来助成事業」として、氏名・電話番号を必ず記載ください。ご回答には数日いただく場合があるため、時間に余裕をもってお問い合わせください。